• ■楽器別ドレス選びのポイントについて
    
    演奏会や発表会において楽しの一つである、ドレス選び。
    ドレスは、主役である自分らしさを表現し、演奏に彩りを添える大切なアイテムです。
    
    しかし、ドレスには様々なデザインがあり、楽器によって選ぶポイントが異なりどういったデザインのドレスを選ぶべきなのか難しいものです。
    
    「実際本番で着用してみると、ボリュームがありすぎてとっても演奏しづらくて・・・」
    「デザインがとっても好きだったんですが、会場と曲の雰囲気に合わなくて・・・」
    など失敗談も数多くあるようです。
    
    そこで、普段中々接する機会の少ないドレスについて、音楽家の方々に聞いた楽器別のドレス選びのポイントをまとめましたので、是非あなたにぴったりのドレス選びにお役立てください。
    
  • バイオリン
  • TWEED DRESS
  • ■安心して演奏できるドレス選びのポイント
    
    ドレスを購入する際に一番大切なことは”自分に合った今のサイズ”を選ぶことが重要です。
    当たり前の様に聞こえるかもしれませんが、少し大きめ・小さめを購入してしまったり、お直しができない着丈の長いドレスを購入してしまうケースも多くあります。
    
    演奏会ドレスは、ウエディングドレスと違い、着心地や演奏のし易くないと、演奏に支障をきたしてしまい、台無しになってしまうこともありますので、必ず自分にあったサイズを選んだりお直しをしましょう。
    
    特にウエストとバストサイズは重要です。
    
    背中の編み上げ紐が付いているドレスなどは、サイズの微調整ができますので、サイズ選びに不安な肩紐お薦めです。
    
  • ※ 注意
    同じサイズ表記(例.9号など)でも各ショップやブランドによってサイズが異なりますので、しっかりとサイズ表記の詳細を確認しましょう。
    特に海外から直接輸入のドレスは、同じ表記でも2サイズ程度異なる場合がありますので注意が必要です。
    
  • ■ 演奏楽器から選ぶドレス選びのポイント
    
    ウエディングドレスやパーティードレスと違い、演奏用のドレスは演奏時の機能性が重要です。 楽器別の選ぶポイントをまとめましたので、是非ご参考ください。
    

ピアノドレス
ピアノ

  • ピアニストドレス
  • 横から見た美しさと着丈がポイント
    
    ピアニストドレス選びに重要なのは、上半身(腕)の動きと足さばきのしやすさです。
    
    上半身と腕がスムーズに動かせなかったり、過度な装飾が腕にあたってしまうと気になり演奏に集中できなくなる場合があります。
    
    ドレスを選ぶ場合は、腕周りのデザインと機能性を考えて選びましょう。
    
    また、ペダルを踏み、足を開いたり動かしたりするので、足をしっかり広げることができるデザインを選びましょう。
    
    ピアノは、客席に対し横から見られるので、スカートにポイントがあるとより舞台映えします。
    

声楽ドレス
声楽

  • 呼吸のしやすさと華やかさがポイント
    
    声楽ドレス選びに重要なのは、何と言っても呼吸のしやすさと華やかさです。
    声楽は、客席に対して正面を向いてステージ前方に立ちますので、特にソリストなら色やデザインの華やかなドレスがお薦めです。
    
    刺繍が豪華なものやスカートのデザインが特徴的なデザインなど、演奏曲とステージに合わせて選びましょう。
    
    大きなステージでは、ワイヤーパニエを着用して一層華やかなシルエットにしていただくのもお薦めです。
    
    また、声楽の方はたくさん息を吸い込みますので、人によって好みの着用感が異なりますので、その点も試着などで注意して確認するようにしましょう。
    

ヴァイオリンドレス
バイオリン

  • バイオリニストドレス
  • 腕の動きを意識したドレス選びがポイント
    
    バイオリニストドレス選びに重要なのは、腕周りのデザインです。
    
    両腕を上げた演奏が続くため、腕の動きが演奏に支障が出ないものを選びましょう。
    
    身頃に付いたスパンコールやビーズ装飾が楽器をキズつけるので、その点も注意が必要です。
    
    また、演奏中にドレスのズレ落ちが気にならないように、ストラップ留めが付いているなどの細かな点の確認も必要です。
    

チェロドレス
チェロ

  • チェリスト ドレス
  • 両足をしっかりと広げられる事がポイント
    
    チェリスト、用ドレス選びに重要なのは、両足をしっかりと広げられるドレスを選ぶことです。
    
    座った状態で楽器を両足に挟んで演奏しますので、スカート分量(裏地を含め)があるものを選ぶことが大切です。
    
    表地は分量があるが、裏地の分量が少なく足を広げることができないなんて失敗談も。
    
    また、スカートに過度な装飾やパニエ分量が多いと不安定になる場合がありますので、注意しましょう。
    

管楽器ドレス
管楽器

  • フルートニストドレス
  • ブレスのしやすさと着心地がポイント
    
    管楽器用ドレス選びに重要なのは、ブレスのしやすさと着心地が大切です。
    
    管楽器は大きくブレスをするとサイズが変わりますので、通常ではサイズに問題ないが、実際演奏してみると苦しいなんてことも。
    
    まずは、自分はどういった着用感が演奏しやすいかを把握し、ドレスを選ぶようにしましょう。
    
    また、フルーティストドレス、両腕を上げた演奏が続くため、腕ぐりが演奏に支障が出ないものを選びましょう。
    

オーケストラドレス
オーケストラ

  • 周囲のバランスと楽器に合わせたドレス選びがポイント
    
    オーケストラ用ドレス選びに重要なのは、、周囲とのバランスに注意して、過度に装飾が施されたドレスは避けるように注意しましょう。 また、楽器によって着こなしのポイントが異なりますので、自分の演奏楽器に合わせてふさわしい着心地のドレスを選びましょう。